水分を含む花粉とPM2.5を防ぐマスク

水分を含む花粉とPM2.5を防ぐマスク

今年はPM2.5と花粉が結びついた時の危険性が指摘されています。

花粉はPM2.5と比べると大きい粒なのですが、この花粉にPM2.5がくっついて飛んでくることになります。
ちょうどコバンザメのように、大きな花粉に小さなPM2.5が付着しているイメージです。

このように花粉に付着している状態だと、花粉症のマスクでもある程度防ぐことができます。


しかし、この花粉が水分を含むとさらに危険な状態になります。

日本特有の湿気を含むと、花粉は爆散しPM2.5より細かい粒子になってしまいます。
水分を含むと花粉は分裂し、さらに小さい粒に変わってしまうのです。

花粉が分裂すると、通常の花粉症マスクでは防ぐことができません。
花粉症マスクのフィルターは目が荒く、分裂した花粉がすり抜けてしまいます。


この細かくなった花粉とPM2.5の危険な所は、呼吸器の奥深くに侵入するところです。

通常の花粉は鼻の粘膜で絡め取ることができます。
逆に考えると、鼻の粘膜で絡めとっているからこそ花粉症の症状が出てくることになります。

しかし、分裂した花粉とPM2.5は細かすぎるために、鼻の粘膜で絡め取ることはできません。
そのため呼吸によって体の奥に侵入してしまいます。

そして、PM2.5の毒性によって様々な病気を引き起こします。

花粉症に悩んでいる方は、さらに花粉症が悪化することも指摘されています。

花粉とPM2.5を防ぐにはN95マスクが必要です。